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谷川岳・一ノ倉沢・変形チムニー

山岳会のメンバーと谷川岳・一ノ倉沢に行ってきました。過去に 5回ほど出合までは来ているものの、4回は雨で出合敗退、残りの 1回も中央稜で先行が詰まっていて最終的には降雨敗退で、びしょびしょのテールリッジで何回も滑りながら逃げ帰り、いまだに完登しているルートはない。ので、今年こそと願をかけて行きました。

当初は近藤さん、クライミング初心者の上原さんとの 3人で行く予定だったので、無難に中央稜と南稜かなと考えていたのですが、直前になって坂本さんが参加してくれたので、坂本さんが登りたがっていた変形チムニーとダイレクトカンテに予定を変更しました。

当日朝 5:30 に東京を出て、谷川岳ロープウェイの駐車場に 8:00、一ノ倉沢出合に 8:40 とあっという間でした。車は指導センターのゲートで通行止め、開通は 6/3 10:00 からとのことでした。谷川岳キャンプ場にテントを張り、いらない荷物をデポって出発。

マチガ沢出合から谷川岳山頂
マチガ沢出合から谷川岳山頂

先週の情報どおり、一ノ倉沢は出合から雪渓が繋がっており非常に快適。一応軽アイゼンを持ってきたので装着してサクサクと登る。テールリッジとの間のシュルンドもないに等しく、テールリッジも乾いており快適。

一ノ倉沢を詰める
一ノ倉沢を詰める

中央稜基部には 10:00 に到着。この時点では南稜に数パーティ(下降含む)、中央カンテに 2パーティ、中央稜に 2パーティが見えました。後の情報だと 7:30 から変チにも 2パーティが取り付いていて渋滞していたとのことでした。ゲートが開いていない状態でこの混雑振りだと、来週からはどれだけ混むのでしょうか。

当初は先にダイレクトカンテに行く予定だったのですが、トポを持ってき忘れ、どこがアンザイレンテラスかわからず、下で確認して明日にしようということになり、変形チムニーに行くことにしました。中央稜基部に付いたときに中央稜から落石が結構あり、上原さんが間一髪でした。どこの岩場でも常に上方注意ですね。

靴や要らないギアを取付に残置して変チの取付へ。坂本さんは過去に凹状、中央カンテを登っているので迷うことなく取付へ。

変形チムニー取付
変形チムニー取付

10:30 にクライミングスタート。取付で準備していると早くも落石の雨。落石が収まるまで待ってからスタート。

【1P目 : 坂本リード】
傾斜も緩く、残置も結構あるので浮石だけ注意して直上。岩は乾いていて快適。

【2P目 : えのきど。リード】
ここでも落石の雨。しまいには凹状の 6P目がごっそり剥げ落ち轟音と土煙を上げて落下。下の方は大変だったようです。それでも翌日は YCC のパーティが登っていたそうです。

ルートは 1P目と同じ感じ。左上気味に直上。ただ残置が見当たらず、気づいたら 10m 以上もランナウト。おっ、ビレイ点と思ったハーケン 2枚はあっさりと抜ける。スカーにアングル 1枚ボンバーに決めて上を見たらペツルのハンガー 2本のビレイ点があったので、そこでビレイ。

今回は壁の状態がわからなかったので、ピトン類各種 10枚、カム・ナッツ 1セット用意しましたが、ピトンを使ったのはここだけでした。カムは適宜使用しました。

変形チムニー 2P目
変形チムニー 2P目

【3P目 : 坂本リード】
相変わらず落石が多い。しかも ATC まで降ってきて、これはキャッチしてゲット。やっぱり先行パーティによる落石なのかな?

右上に変形チムニーが見え初め、チムニーの手前でピッチを切る。

右上の変形チムニー目指して 3P目
右上の変形チムニー目指して 3P目

【4P目 : えのきど。リード】
変形チムニー。左の壁はコケコケで濡れ濡れ。右壁を中心に使って、バック&フットでずりずり上がる。出口付近がちょっと嫌だけど、面白い。抜けてから 10m 程伸ばしてピッチを切る。

変形チムニー
変形チムニー

【5P目 : 坂本リード】
ピナクルテラスあたりに人が一杯。登れずに苦労している。右にトラバースして中央カンテに合流。

【6P目 : えのきど。リード】
階段状のルンゼを直上。上がったところで、渋滞待ちのためにおやつタイム。20分ほど時間を潰す。

【7P目 : 坂本リード】
右上気味にトラバースしてピナクルテラスへ。

【8P目 : えのきど。リード】
ピナクルテラスからの数手が悪い。ボルダーチック。抜けてから直上し、ややかぶったクラックを抜けて四畳半テラス。

【9P目 : 坂本リード】
ほとんど階段。浮石が多いので注意。

9P目
9P目

【10P目 : えのきど。リード】
9P目と変わらず。最初の懸垂ポイント手前まで。先行パーティはここから南稜に向かって懸垂していました。

【11P目 : 坂本リード】
さらにロープを伸ばして、烏帽子岩を左から巻いてピッチを切る。

烏帽子岩を回り込む
烏帽子岩を回り込む

【12P目 : えのきど。リード】
いつもは濡れているらしいルンゼをトラバースして笹薮の踏み後に突っ込んで終了。オールフリーで抜けれて満足。

ここからは懸垂を交えながら笹薮をクライムダウンして南稜の頭へ。坂本さんは何回も来ているので的確。が、やっぱりフリーでのクライムダウンは怖い。

4回の懸垂で南稜テラスへ。時間は 17:00。先行パーティは懸垂のロープが引っかかってしまったようで難儀していました。途中で先行に追いついて少々順番待ち。

南稜を懸垂下降
南稜を懸垂下降

あとはさっさとテールリッジを下って、雪渓を駆け下って、キャンプ場に着いたのは 18:00 でした。近藤-上原パーティは既に到着して、一杯やって出来上がっていました。お待たせしました。

天気が下り坂になっていたので、テントを空いていた小屋に移して、小屋の中で豪勢な夕食。


 
 
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コメント (4)

下りて来た時に変チ取り付き右に裸で置いてあった登山靴数足はえのきどさんパーティーだったんですね.夕方から雨予報だったので気にしつつ、何もせず.先々週、三つ峠で同じことをした相方が靴びしょ濡れにしてました.ちなみに以前テールリッジ上部に靴を残置した人は袋に入れたがために、猿にビリビリに破られたあげく、その辺に投げられてました.危うく衝立スラブ行きでした.

怖い~~~。
俺には行けない。
3人の乳飲み子が家にいるもので・・・。

ゴルさん情報どうもです。やっぱり衝立は脆そうですね。ネイリング技術を磨いてから秋にトライしたいと思います。フリーを磨いてコンドルでもいいかなと思っています。

いいことを教えましょう。
この前の木曜日にダイレクトカンテで15mぶっ飛んだ男がおります。あんな人の打った怪しげなハーケンに乗り込む遊びはやめたほうがいいよ。
衝立でこういう話を聞くのは、今年に入ってから2回目ですね。


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プロフィール

えのきど。

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リア充 < ネト充な今日この頃。

1991/4
高校山岳部で山歩き開始。
2003/4
山岳会でクライミング開始。
 
 

 
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