前の記事: 2004年04月24日:結婚式


次の記事: 2004年04月26日:昨日の Pump2

 

湊川梨沢佐俣

同人直登トラバースのヒロポンと千葉県・湊川梨沢佐俣に行ってきました。

ヒロポンに「どっか沢行こー」と持ちかけた時に提案された沢がここ。最初聞いた時は「何処?」 って感じでしたが、ちょっと調べてみて沢以外にも面白そうだったので、行ってみました。沢登りと言うよりは渓谷散策の趣きが強かった山行でした。こんな沢よく見つけてくるなぁ。

前夜に駐車場で合流して、下道で出発。晴海周辺で千葉へ行く道がわからずに、うろうろしましたが、それ以外は特に迷わず、これといった渋滞も無く、20号-湾岸道路(357)-千葉街道(14-16-127)-上総湊-梨沢と順調に進みました。ドライブも好きなので、普段は歩道から見ている新宿や、皇居、銀座を抜け、勝どき橋を渡って、船橋オートや幕張メッセといった施設を過ぎ、蘇我あたりで右手がコンビナートになりと変わっていく風景でも楽しめました。出発からして、いつも山に行くときは西に行くのに、今日は東です。

取り付きの梨沢橋手前 200m位の箇所で土砂崩れ(?) による工事が行われており、目的地までは入れませんでしたので、手前の相川橋で車中泊としました。

6時起床の 7時出発。朝方は結構冷えたようで、車から出たときは結構寒く、本当にここは千葉? という感じでした。ただ天気は快晴で気持ちのいい山行日和。

梨沢の集落を抜け、[七ツ釜へ] という看板をたどりながら林道を歩いて行き、最後の郷蔵の集落を抜けたところに、朝もやに煙る水田が広がっており、その脇を流れている沢が湊川梨沢です。周囲は山に囲まれており、奥多摩の山中と言われてもわからない感じです。ただ、奥多摩と違う点は、山の標高が圧倒的に低く、なだらかなため、空が広く、開放感がある点です。入渓点の標高が 90m で終了点が 150m です。そのため、地形図は逆に物凄く入りこんでおり、地図を読むのはかなり難しいと思います。冬にハイキングクラブのメンバー 30人が千葉の山で遭難したのも少しうなずけます。

千葉でも意外と山深い
千葉でも意外と山深い

水田の畦道で入渓準備をして、いざ出発。沢と言うより小川。通常の沢で言うと最初から既に源頭の雰囲気です。また、沢の周囲も竹薮だったりと普段とは雰囲気の違う沢です。

入渓点
入渓点

沢は傾斜らしい傾斜もなく、ところどころナメを交えつつ、ひたすらてくてく歩いて行きました。また、傾斜がない上に水量も少ないので、水音がまったくしません。昨年行った二口の大行沢のナメでもサラサラという音はしてましたが、本当にここは音がない沢でした。

渓相はずーっとこんな感じ
渓相はずーっとこんな感じ

ちょっとした釜には小魚が泳いでおり、沢蟹なんかも居たりと、深さもほとんどない沢なので、子供連れで、水遊びの延長で来ても楽しいかもしれません。ただ、水がやや汚い感じがしました。また、両岸が崩壊して倒木で埋まっている場所も多く、全体的に幅の広いゴルジュなので、雨後は注意でしょう。

この箇所唯一の滝が 6m の滝です。とはいっても、左側が階段状になっており、登るのに苦労はしません。右側に仏が彫られているとのことでしたが、見つけられませんでした。

滝の手前にあった集落から続いている看板には [大滝巻き道はこちら] と巻き道を指していました。一体誰を対象とした看板なんでしょう。

6m の滝
6m の滝

滝を越えるとまた傾斜のない沢に戻ってずーっと同じような渓相が続きます。その先には七ツ釜らしき箇所がありますが、倒木で埋まってしまっており、残念ながらよくわかりませんでした。その先の、犬泣かせの渕が、落ちたら深そうで、へつりがやや嫌な感じでした。

ひたすら傾斜がない
ひたすら傾斜がない

イベントは淵を越えてほとんど終了。そのまま遡行を続けると堰堤にぶつかり、堰堤を右から越え、そのまま藪こぎチックに詰めていきましたが、はるか彼方に電柱が見えるのですが風景が全然変わらず、イマイチでした。ので堰堤まで戻り、右から流れ込んでいる涸沢を詰めて行きました。が、こんどはひたすらドミノ状態で堰堤が続き、だんだん越えるのが面倒になってきたので、そのまま左の斜面を藪こぎ。30m程直登したら、目の前に広がった風景は夏みかん畑。季節はもう初夏の様相を呈していました。ヒロポンは「ハーケンと夏みかん」を思い出したと言ってましたが、読んだことがないので残念ながらわからない。下のほうにさっきの沢が見え、そのまま沢を詰めた方が正しかったようです。夏みかん畑の間を抜けると林道に出、そこで沢の装備を外して、陽だまりの中でしばし休憩しました。

日差しを浴びる夏みかん畑
日差しを浴びる夏みかん畑

せっかく、はるばる千葉まで来たので、山にも登っておこうとのことで、近くの嵯峨山にも行きました。保田見の集落を抜けると目の前に嵯峨山が見えてきます。が、登山道がさっぱりわからず、近くの民家で聞くと、民家の庭先から伸びていました。そこから 10分ほど急登を上がると嵯峨山山頂でした。山頂は林の中なので、展望は余り効きませんが、樹間からはちらちらと東京湾や房総の山並みが見えました。

嵯峨山山頂
嵯峨山山頂

トポに使った『日本の渓谷 '96』では、水仙ピークからの展望が良いとのことだったので、さらに 5分ほど歩いて、水仙ピークへ。しかし、水仙のシーズンは終わってしまっているようで、青々とした水仙の葉と、遥かに見えるはずであろう、海の方向のみが確認できました。丁度昼だったからか、雲が出てしまい、ここから海は見えませんでした。

東京湾
東京湾

来た道を民家まで戻り、林道を釜ノ台を経て、車の置いてある梨沢の集落に戻りました。途中素掘りのトンネルが 3箇所あり、結構頑丈なのかなと思って壁を触ったところ、砂岩で、バリバリ崩れて来てしまい、ちょっとやばそうな雰囲気でした。

素掘りのトンネル
素掘りのトンネル



帰りは来た道を袖ヶ浦まで戻り、アクアラインを通って東京湾を横断し、川崎経由で府中街道を北上して帰りました。アクアラインを通るのは初めてだったので、海ほたるに寄る予定でしたが、海ほたる渋滞が起きていたのでスルーしちゃいました。

袖ヶ浦手前で入った回転寿司が結構おいしく、メニューも内房の魚、外房の魚に別れており、すし屋の名前とは裏腹にヒットでした。

アクアライン
アクアライン

シーズン最初の沢だったので、こんな感じで良かったのかもしれません。沢自体はしょぼしょぼでしたが、普段味わえないような雰囲気の沢で、たまにはこんな沢も気持ちが和んでいいですね。

 
 
ページトップへ

前の記事: 2004年04月24日:結婚式


次の記事: 2004年04月26日:昨日の Pump2

 

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://enokido.imgsrc.co.jp/mt/mt-tb.cgi/536


コメント (2)

はじめまして。

川名さんの Web はこの沢に行く前に参考にさせていただきました。こちらも記録からリンクを張らせていただきたいと思います。

初めまして 梨沢の川名と申します。
ようこそ梨沢へお越し下さいました。 ありがとうございます。
道中の中で滝の手前に迂回路の看板があったでしょうが初心者が万が一滝で滑り落ちてもと看板を立てました。おっしゃる通り通過してしまいますね。滝にワイヤーでも下げて上がるようにとも思いましたがせっかくの景観をワイヤーが邪魔をしてはと回り道案内をしてしまいました。当部落でも何とかコースを整備したいといろいろ計画をしていますが流木の整理がせいいぱぱいで滝から釜の台に上がるコースがなかなか整備出来ません。申し訳なく思っております。ところでお断りなしで申し訳ございませんでしたが当方のHPにリンクさせて頂きました。 今後ともよろしくお願い致します。


コメントを投稿

* "名前" と "メールアドレス"、"コメント" は必須項目です。SPAM対応のため、メールアドレスは表示されません。


 
 
ページトップへ
counter
Homepage へ

プロフィール

えのきど。

管理人:えのきど。

えっちなのはいけないと思います!

っていうメイドのブログです。

リア充 < ネト充な今日この頃。

1991/4
高校山岳部で山歩き開始。
2003/4
山岳会でクライミング開始。
 
 

 
c 2003-2008, You Enokido